19歳、家を飛び出して自由になった私は、失った子供時代を取り戻そうとするかの様にあらゆる分野の勉強に夢中になりました。
初めは職業訓練校でパソコンの使い方を学び、それからは通信教育のはしご。
そんな中、英語に興味はあれどあまり真剣には学んできませんでした。というのも友達との交流を制限されて育った私は大の口下手。
「日本語もうまく喋れない私が、英語を話せる様になるわけがない」が私の持論でした。
意識が変わったきっかけは、長男を妊娠中のオンライン英会話無料体験。
家で過ごす時間が増えて、つわりも落ち着いた時期に、オンラインでフィリピンの講師の方のレッスンが受けられると聞いて好奇心でチャレンジしてみました。
ほとんど話が通じない中、緊張で汗だくになりながらもFacebookについての話になった時です。
英語が苦手だと訴える私に、
先生「どうやってFacebookをしてるの?」
私 「日本語でやってます。」
すると先生はのけぞって驚いて、
"It's not open!! It's not open!!"
と大爆笑。
先生にとってはFacebookは世界と繋がる事ができるもの。それを一部の人にしか通じない言葉に限定して利用するなんて意味がない!
先生の目には私が開いているはずのインターネットの世界の片隅で閉じこもっている人のように見えたんです…。
なるほど確かに一理ある。
もちろん他のSNSやインターネット全般にも同じ事が言える。日本語で見られる情報量と、英語で見られる情報量では圧倒的な差がある。自分で壁を作るのは勿体無いですよね。
その時、私が出した結論は、「英会話の勉強だけが全てではない、英語を聞き取れて、読める様になるだけでも大きな価値があるはず」という事。
こうして私の次のターゲットは「英語のListening&Readingを鍛える」になりました。
ところが、その直後に私を待ち構えていたのは入院するほどの悪阻、続いて出産後の睡眠すらほとんど取れない多忙な日々。それでも目標は諦めきれず、長男が一歳になった頃、英語の基礎力づくりが始まりました。
次回は数秒単位の細切れの時間で、私が実際にやっていた英語学習の方法についてお話ししようと思います。