木のさじ銀のさじ

中学英語からTOEIC970へ

4. TOEIC970点へ くじけない多読のコツ

前回の話

次回の話

 

二人の子供の世話に追われながら、細切れの時間で単語を覚えていた私ですが、
いつの間にか少しずつ時間にゆとりができてくる様になりました。

その頃にチャレンジしたのが多読。
とにかく英語の本を読む、ちょっとくらい分からなくてもどんどん読む学習方法です。

もともと読書が好きだし、学習の第一目標が英語を読める様になることだったので、これは私にぴったり。
子供たちが寝ている隙に、ごろ寝しながら本をめくるのが私の癒しの時間でした。
読んでいるうちについつい寝てしまうのが困りものですが。f:id:artminato:20210730174317j:plain

多読の良い点は、やはりたくさんの英語に触れられるところ。
特に、覚えた単語が文脈の中で実際に使われているのを見ると、記憶への定着が抜群に良くなります。

ただ、続けるのはなかなか難しい。
一番大きな問題は、途中で読む気力が失われてしまうこと。


一度つっかえて読みかけのままの本を放置してしまうと、再開するのには大きなエネルギーが必要です。
久しぶりに続きを読もうとしても、登場人物が誰が誰やら分からなくなったり、ストーリー自体忘れていたり。仕方なく頭からもう一度読み直す羽目になるわけですが、一度挫折した本だけあってやはり読みにくい。
結局再びくじけて、そのまま多読の習慣が終わりそうになる…。そういう危機、何度も経験しました。

そこで私が気をつけた点は3つ。

  1.面白くない本は潔くあきらめて、すぐ次の本を探す。

  2.レベルに合った本を選ぶ。

  3.自分の好きなジャンルを選ぶ。

 

一番大切なのは1の「面白くない本は潔くあきらめてすぐ次の本を探す」ということ。
せっかく買った本だから最後まで読まなきゃ…などと頑張ってしまうと、読書自体にしんどいイメージがついてしまう。
もったいない事ですよね。

ところが日本で手に入れられる英語の本はかなり高価。
ちょっと読んでポイしてると予算がいくらあっても足りないし、また失敗するかもしれないと思うと購入をためらってしまいます。
そこで、多読は「お金をかけずにどんどん読む!」のがオススメです。

方法は「図書館で借りる」または「オンラインで無料で読む」の二通り。
オンラインならProject Gutenbergなんかが定番です。スマホならアプリでも良いですね。

でも私は図書館の方を選びました。
個人的に紙をめくりながら読む事に幸せを感じるんです…。
スマホタブレットで文章を読むと消耗する感じがするのに、紙の本だと気力が充電されてる気がする。
もちろんそれぞれお好きな方法で。自分に合ったやり方が一番です。

ただ、図書館には大きなメリットがあります。それは語彙制限本が充実しているという点。

語彙制限本とは、英語学習者向けに、それぞれのレベルに合った単語や文法だけで書かれた本のこと。
さまざまな出版社からあらゆるジャンルの本が出されています。
つまり「2.レベルに合った本を選ぶ。」を実行するのにぴったりなんです。

もし近くの図書館にはあまり語彙制限本がないという方もご安心ください。
図書館同士の連携がどんどん進んできていて、最寄りの図書館にない本でも取り寄せることができます。
私は大きい図書館のサイトからオンラインで予約して、地元の図書館に取り寄せていました。
せっかくの行政サービス、使わないなんてもったいないですよ!

次回、具体的な語彙制限本シリーズやおすすめの本を紹介したいと思います。

 

前回の話

artminato.hatenablog.com

次回の話

artminato.hatenablog.com