木のさじ銀のさじ

中学英語からTOEIC970へ

7.TOEIC970へ 折れやすい心との上手なお付き合い

英語に限らず独学で一番難しいのは「続ける」こと。私は三日坊主タイプなので、何度となくギブアップを経験。そんな私がどうやって中学英語レベルからTOEICで970点を達成したのかを今日はお話ししたいと思います。

私が気をつけているのは主に次の3点です。

1.くじけても「今は休んでいるだけ」と思いこむ

2.毎日のノルマを課しすぎない

3.達成できそうなゴールを決める

 

前回までにお話ししたように、私が英語学習を始めた頃は英語基礎力をつけるために、ボキャビル英語多読高校の英文法の学習などを隙間時間にこなしていました。

ところがその後、引っ越しで環境が大きく変わり、そのストレスから体調を崩してしまい以前のような勉強は続けられなくなりました。

それでも細々と勉強を続け、何度も何度も中断をはさみながら少しずつ元気になるのを待ちました。

タフなメンタルの持ち主でもない私がどうやって今まで勉強を続けてきたのか、少しでも皆さんの参考になればと紹介してみます。もちろんそれぞれ自分にあったやり方があるので、これはほんの一例です。

 

1.くじけても「今は休んでいるだけ」と思いこむ

そもそも元気なときでも三日坊主体質な私は、何度となく勉強を中断しています。そんなときは開き直って「今は休んでいるだけ」と自分に言い聞かせることにしています。

 中断した時に「あぁやっぱり私には無理だった。」と過去形で考えてしまうとそれで終わり。次にやりたいことが見つかった時にも、「どうせ私は続けられないから」と思うと挑戦することすらためらってしまいますよね。

たとえ3日でぐじけたとしても、その3日間の頑張りは自分の経験値として積み上がっていっている。過去に挑戦して諦めた事を振り返る時にも「あれもダメだった、これもダメだった」と思うのではなく「あれも経験した。これもやってみた。」と思うと人生がどんどん豊かになっていっているのを感じられます。

個々の挑戦に区切って考えるのではなくて、長期間にわたって自己投資をしていると考えれば、「辞めたんじゃない、少し休んでまた違う方法を試そう」と思えるんです。しばらくしてまた挑戦する勇気が湧けばこっちのものです。

というわけで、今も英検準一級にむけてオンライン英会話を受講するはず・・・だけどここ1ヶ月ほど休んでます。子供が夏休みの間はプライベートな時間が取れないから難しいから〜なんて言い訳しながら。休んでいるだけだからまた再開しますよ。


2.毎日のノルマを課しすぎない

日々のルーティーンとして学習内容を決めて頑張っている皆さん多いと思います。私もその一人。単語、文法、ライティング、スピーキング・・・。

ところがそのタスクがこなせない日があります。時々なら気にしないけど、毎日の様に未達成になってしまうとそれはノルマが多すぎる証拠。そんな時はルーティーンの項目を見直します。

キャパオーバーの原因はさまざま。あれもこれもとやりたい事を増やしてしまっていたり、仕事や家事が忙しくなって以前ほど時間が取れなくなっていたり、そして自分の体調とバランスが取れなくなっていたり。

状況は刻々と変化するのだから、ルーティーンも柔軟に変えていかなければ破綻は必至。自分で毎日やると決めたことを中断するのは敗北感もあるし悔しいけれど、無理して結局続かなくなると元も子もありません。

ちなみに私が退院後、一日中寝ていた頃は、究極英単語というアプリだけをやっていました。それも以前に学習した単語の復習の4択問題だけ。布団にもぐってあまり頭を使わずにポチポチできるので、なんとかやれたんだと思います。

その後だんだん元気になって一年に一回TOEICに挑戦する様になってからも、普段の勉強は毎日少しずつ。申し込みをする頃になってジワジワやる気が出て勉強項目を増やすという感じでした。

少しずつ毎日やるモードの時のことを内心「アイドリング」と呼んでいます。怠けても良い。エンジンが動いていれば、また時期が来れば走り出せる。アイドリングと疾走のモードを組み合わせて学習するのが私の息切れしないコツです。

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 3.達成できそうなゴールを決める。

「僕の目標は英語がペラペラになって、世界をまたにかけて活動し、年収1億稼ぐ様になることです!」とか言えたらホントかっこいい。言ってみたい。でも私の様なへなちょこは目標が高すぎるとくじけます。いえ、そもそもそんな大きな目標を思いつきません。

私が英語学習でとりあえず立てた目標は「TOEIC L&R300点!」。模試や実際のテストで目標を達成するたびに、狂喜乱舞して少しずつ目標点をあげていきました。いわゆる"スモールステップ"です。

でもなぜTOEIC L&Rだったのか。

TOEICで高得点を取っても英語を話せるとは限らない。だからTOEICには意味がない・・・と言うのがよく耳にする意見ですね。確かに。私は970点を取っても、ちっとも英語ペラペラではありません。でも、達成できそうなゴールという意味では私にはTOEIC L&Rはとても良かった。合格、不合格をジャッジされないので心も折れにくいし、難易度的にも比較的チャレンジしやすいテストだと思います。

特に私は日本語でも人と話すのが苦手なタイプなので、いきなりスピーキングにチャレンジする勇気はありませんでした。「英語を始めたキッカケ」と言う記事でも書いた通り、そもそも英語を読める様になりたかっただけなのでTOEIC L&Rは最適。

点数が上がってくると、自然にスピーキングにもチャレンジしたいという気持ちも生まれてきました。達成可能な目標を立てるだけでも意外に遠くまで行けるものです。

以上つらつらと書いてしまいましたが、これが私が心折れずに独学を続けてきたコツです。「三日坊主だから私には独学は無理だ…」と思っている方に少しでも参考になればと思います。人それぞれやり方があると思うので、皆さんのコツもお聞きしてみたいです。 

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前回の話

artminato.hatenablog.com 

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